Showing posts with label 論文. Show all posts
Showing posts with label 論文. Show all posts

Sunday, October 2, 2011

Authorship オーサーシップ - どこまで含めるか

以前何度かここに書いたとおり、研究者の日常のストレスのほとんどは論文執筆・出版に絡むものだといってよいでしょう。 では、論文の著者として、誰をどういう順序で含めるべきなのか、どうやって決められているのでしょう。

研究者でないとわかりにくいであろうこのトピック、もしかしたら、ノーベル賞受賞についてのエピソードなどでしか聞いたことのない人もいらっしゃるかもしれません。

とくに理系、そして分子生物学系の研究者でこの点について敏感な方はご存知と思いますが、 いくつかの雑誌が、以前より具体的にガイドラインとして明記するようになってきています。

たとえば、雑誌Genome BiologyやPLoS Geneticsの場合:

'Acquisition of funding, collection of data, or general supervision of the research group, alone, does not justify authorship.'

などという一節があります。ここでは、そうです、一番問題となりやすい(と私が思っている)箇所について述べた部分だけ抜粋しています。あとは、各大学・研究機関の独自のガイドラインなどあれば、それを盾にして、著者の顔ぶれ、そして順序を健全に決めるべきでしょう。私の勤務する大学やこちらの周辺の大学では大抵、探せば、そのような規定は存在します。とはいえ、一筋縄ではいかない場合が多々あるのが現実と思います。

そういえば、ノーベル賞の医学生理学賞受賞者の発表はいよいよ明日ですね。

先日の綺麗な夕焼けの写真を最後におまけ(我が家のバルコニーより)



「へぇ~」と思ったらクリック↓
にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ

Tuesday, July 12, 2011

研究者のストレス-論文執筆

Nature誌に研究者が論文執筆にどう向き合うべきかについて、興味深い記事が載っています。

“I should write when I feel ready, and I don't feel ready yet” と思って、書くべきときが来るのを待っていてはいけない。もう今すぐ書き始め、書きながら欠けているものを探すべきだ、と。

これでうまくいくものばかりではないかもしれませんが、概ね同意します。以前ここで扱った記事(2005年の記事の Rule 7)にも似た文句がありました。

意外と時間がないときのほうがいい仕事ができたりもします。初稿から最終稿くらいのつもりで気合を入れて、でも時間をかけすぎずに書けるのが理想です。時間がないときは、本当にそうやってどうにかするしかないのですから。

このNatureの記事には “the 'snacks' have to be regular — 45 minutes once a week doesn't work, but 45 minutes a day 5 days a week does wonders.” とあります。 そういうことなんです。でも、これを実行するのはなかなか難しいんです。

Friday, July 1, 2011

ビブリオメトリクス - 出版・引用に絡んで

インパクトファクターやH-indexについて昨日書きました。そういう指数はビブリオメトリクスと総称されるのですが、わかりやすく説明しているスライドをみつけましたので、リンクしておきます。

Thursday, June 30, 2011

こころに残ることば-論文出版とIF

学術雑誌に対する、2010年のいわゆる インパクトファクター が公表されました。インパクトファクターはあくまでも雑誌の注目度を示す数字であって、研究者個人の出版の評価には H-index など、別の数字を参照するべきなどとよく言われます。

2010年のインパクトファクターについて、極端な例を挙げれば、

Molecular Biology and Evolution : 9.872 -> 5.510 (2009 -> 2010)

Fish and Fisheries : 4.489 -> 6.434

など、一気に変動することもあります。これだけを指標とすることが妥当でないことがよくわかると思います。

評価方法やうわさ、いろいろありますが、論文の投稿作業にかかるときは、

「いい論文は、どこに載ってもいい論文」

という言葉をいつも思い出します。負け惜しみに聞こえそうでよくないし、これを盾にいろんなトライをすることを諦めてしまってはいけません。しかし、本当の意味での評価を放棄せず、内容を正しく吟味することが必要です。

Monday, June 13, 2011

「論文を通すための秘訣」?

今年1月に、'Ten Simple Rules for Getting Ahead as a Computational Biologist in Academia' という興味深いタイトルの記事が、PLoS Computational Biology という雑誌に出ていました。
 
この記事の著者は、同雑誌のEditor-in-Chief です。
 
同じ人が、6年前にも、似た趣向の 'Ten Simple Rules for Getting Published' という記事を出版しています。
 
研究者にとって、論文はもっとも大事な成果(のひとつ)です。欧米の大御所の先生方も、簡単にいい雑誌に出版しているように見えても、いろいろ苦心しながらやっているのだということを感じたことが何度かあります。