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Friday, May 25, 2012

欧州のマリンバイオな会議

昨日と今日、国内でも盛り上がっているいわゆる次世代シーケンサ(NGS)の利用についての情報交換を促進するためのコミュニティー「NGS現場の会」の研究会に参加してきました。


ところで、欧州の臨海実験所(と書くより、marine biological stationsと書いたほうがよいかな?)を利用するためのグラントプログラム「Assemble」主催の会議が秋に行われるようです。


私もこのグラントとったことがありますが、悲しいことに当時はまだいろいろ整備されてなくて、フランス北岸のロスコフ海洋研究所まで10時間かけて電車を何本も乗り継いで行ったのに、一番重要なサンプルだけは必要量あげられない、なんて現地で言われてしまったのでした。そのおかげでいろいろその研究所に縁ができたので、得たものは確実にあるのですが。


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Sunday, February 5, 2012

Funding forecast

 2012年の各国のバイオメディカル研究への予算の投じ方を予測する「Funding forecast」がCell誌に掲載されています。


日本については、

Health research spending in Japan, which stood at about Y340 billion (US $4.4 billion) in 2011, has been stagnant for several years. But analysts say that it could increase by as much as 10% in 2012, as the government takes stimulus measures in response to last March's tragic earthquake at Fukashima.

つまり、震災、そして放射能汚染の影響を分析する目的で研究資金は増加するとの見方です。


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Wednesday, November 16, 2011

寒い冬へ、そして欧州で若手PI

昨日あたりからさらに冷え込み、きょうは最高気温5℃となっています。

以前紹介したでしょうか。EUワイドなグラントスキームERCの若手部門(Starting Grant)の応募が最近締め切られました。一方で、シニア部門(Advanced Grant)の受給者の発表も最近行われました。

少なくとも若手部門に関しては、受け入れ研究機関がEU内(厳密に「EU内」かどうかは自信がありません)にあれば、日本からでも世界のどこからでもアプライできるはずです。また、受給決定後、および開始後に受け入れ研究機関を変更することも場合によってはできるようです。若手PIとしての自分の給料も、このグラントから支払うことが可能です。 「ERCを持っている」なんて問い合わせてみたら、よい条件(スペースなど)を与えてくれる研究所・大学は多いだろうということは想像できます。そういうグラントのようです。

Wednesday, July 13, 2011

EMBO Long-Term Fellowships

ポスドクフェローシップの情報です 締め切りは来月15日

他にも、主にPIの人のためのEUワイドなグラント、FP7というグラントプログラムの様々なカテゴリーの公募が出ています

EUワイドなもの、国レベル、州レベル、 そして財団系と、情報集めは大変ですが、欧州では応募できる機会の多さの面では非常に恵まれていると思います。中でもドイツはとくに。

しかし、ある段階以上の「ポスト(職)」が多くない、という意味では他の国と似た状況です。

Sunday, June 26, 2011

ドイツ版COE

日本でいうCOEのような大規模funding programがドイツにもあり、「Exzellenzinitiative (=excellence initiative」(こちらも参考に)と呼ばれています。

一般にドイツの教育水準は、南高北低といわれます。南のBayern州やBaden-Wuerttemberg州は水準が高いという意味です。このExzellenzinitiativeの選定結果(こちらのほうがシンプルでわかりやすい)にも大きく現れています。

もちろんMax-Planck研究所など、別予算で運営されている研究所は選定の対象になりません。ドイツに来る日本人研究者の多くはMax-Planck研究所にお世話になるのでしょうか。詳しく知りませんがそうかもしれません。しかし、大学へ行くのなら、このような大学自体の持っている基本的なfundingの情報、留学前に調べてみるのもよいのではないでしょうか?ドイツでなくても、似たタイプのプログラムはあると思います。

私の勤務する大学も、私が移って半年後にExzellenzinitiativeに選定されました。そのときは、正直、何のことかよくわかっていませんでしたが、やはりいいことはいろいろありました。そのおかげで雑用も増えたような気もしますが。

4年ほど前に選定された大学は、第一期を終え、更新のための申請の準備期に入っています。第一期の成果を踏まえ、再検討が行われるのです。地図に印のある大学のいくつかは権利を失うだろう、そして、新たに選ばれる大学があるだろう、と言われています。

Tuesday, June 21, 2011

グラント(研究費)申請についての驚き

こちらの大学では、大学からの直接の研究費の支給が充実していると思います。私は日本でいういわゆる「講座(Lehrstuhl、直訳?)」の一部として小さな研究チームを持たせてもらっているような状況なので、その大学からの研究費を直接受け取る立場にいません。ですので、正確な額や用途による内訳などは詳しく知りません。ただ、私のようなグループにも、少し違った種類の大学からの直接の研究費の支給は存在します。

これ以外に、内部の競争資金、そして外部の競争資金をとっていくことが大事です。研究プロジェクトを走らせるための人件費、コンピュータ、実験試薬だけでなく、出版費用、会議出席のための旅費なども必要です。

日本の学術振興会(JSPS)にあたる機関は、ドイツでは、DFG(German Research Foundation)と呼ばれています。ドイツ語では、「Deutsche Forschungsgemeinschaft」というのですが、ドイツ語ですから、この「Deutsche」という部分は、文のどの要素として置かれるかによって格変化します。

それはよいとして・・・・

一般の研究者がグラント申請する場合、通常「Sachbeihilfe」(「消耗品費サポート」のような意?)というカテゴリーに申し込みます。博士号を持っていれば誰でも申請できるはずです。この応募規定が驚きだったのですが

1.英語でも申請可(これは助かる。まぁ驚きは少ない)

2.申請フォームがない(A4で30枚までということと、含めなければいけない項目いくつかは規定されています)

3.締め切りがない!一年のいつでも申請可。審査は年4回。結果通知まで通常6-7ヶ月。

4.自分の給料を申請できる!(すべての場合に当てはまるわけではないが、条件が合致すれば、オプションとして)

5.博士の学生の(ポスドクも?)給料を申請できる(以前のブログ参照)。学生の実験補助アルバイトの給料も申請できる。しかし、技官・秘書の給料は無理。

6.若手枠みたいなものがなく、大御所の先生たちとも同じパネルで審査を受ける。

DFGのスタッフは積極的に学会の年会などに顔を出します。審査員の研究者と、ガイダンスの機会を設けたりもします。

もうひとつ

7.外国人はドイツ語学習の費用も申請できる。私はいま走っているDFGグラントをひとつ持っていますが、申請時になんだか面倒に思い、この費用を申請しませんでした。少し後悔しています。