年金やら税金やら、最近は大学の事務の人の世話になることが多く、事務の部屋がかたまっている領域に足を踏み入れることが多いです。最初のころは他にも違うところが多すぎてとくに気付かなかったのですが、事務の部屋の基本的な構造に、日本とドイツでは大きな違いがあるのです。
私の見聞はあくまでもここの大学に限られるのですが、おそらくドイツの他の大学にもあてはまると思います。
その違いというのは、
事務方の人が、一人一部屋もっている、ということです。
日本だとたしか、大部屋に10人20人なんてのがよくある風景だと思います。おかげで、コミュニケーションはとりやすそうです。ドイツでは、私が聞いた範囲では、人事や保険など、大学職員や学生のプライバシーに関わる要件を多く扱うので、それら外部のスタッフが相談にきたときなどを想定し、部屋が区切ってあるとか。
一人あたりの面積でいうと、おそらく研究室などが置かれている場所よりも、事務方の領域のほうがはるかに豊かなスペースが確保されているのだ、とあるときに気づいたのです。
そういえば、誰かこちらの非ドイツ人がいっていました。
「この大学にいると、なんだか事務の人の仕事を確保するために研究しているみたいだ」 と。
以前のブログ記事にも書いたように、事務の人にコンタクトをとってみると、「2週間いません。代わりの方にお願いします」と自動返信のメールが返ってくることが、まぁ5回に1回くらいはある気がします。もともと休暇の取得についてのプレッシャーが弱いうえに(研究者でも)、部屋が区切られていて各自独立して仕事をするような環境では、仕方のない結末でしょうか。
またこれもドイツ、ということで。
しかし、以前、立て替えた旅費の返還が6ヶ月遅れたときはさすがに納得いきませんでした。
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