Monday, January 9, 2012

日本を選びました

書き込みのペースが落ちてしまいました。大学の講義・実習などに関して、これまでの5年間でもっとも忙しい1ヶ月のはじまりだから、といってよいと思います。

今日は、ヒトデの解剖実習でした。学生チューター6人のサポートが多分にありましたが、冒頭の講義と実習パートであわせて6時間。さすがに慣れましたが、最初のほうの年はいつも大きな気疲れがありました。実習が終わり、処理されていない余ったヒトデを家に持ち帰り、息子に見せると、「Kühl(クール)!」と良い反応が返ってきました。

ここではこれまで全く書いていませんでしたが、2月でドイツ生活を終え、日本に移り住むことになりました。通常は、こういう場面では「日本に帰ります」と表現するのでしょう。しかし、「日本に移り住みます」あるいは「日本を選びました」と書いておきます。

日本、いろいろ楽しみにしているのです。住むのは5年ぶりです。いろいろ変わったといいます。よく知っているからこそ、それを感じたいのです。

この話題、後日また書こうと思います。



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Sunday, January 1, 2012

年が明けました

あけましておめでとうございます。

私は他所へは行かず、ずっと地元の街で過ごしております。

こちらはやはりクリスマスが、日本でいう正月級の行事で、とくに新年を祝う行事はありません。ただ、大晦日夜からの年越しの瞬間は別です。こちらでは、私の住む人口8万人の小さな街でも、公共のイベントはまったくないにもかかわらず、多くの人が通りに出て、プライベートに花火を楽しみます。非常に変わった光景です。結局、私はこれまでのドイツ生活で5回目の年越しでしたが、いつもこの街でそのときを過ごしました。いつも自宅ベランダから、近所の花火を楽しみながら。

ドイツでは他の多くの欧州諸国でそうであるように、通常、花火を楽しむこと、そして販売することが禁じられています。この時期は特別に許されるため、皆浮かれて楽しむのだと思います。いっぽうで、過激な人による事件などは後を絶たず、毎年報じられています。

年末年始、日本ではテレビの特番がいろいろ企画されます。こちらでも、ないわけではないですが、控えめといえるでしょう。堅いものでは、クリスマス恒例の大統領の演説と、新年の首相の演説があります。

Wulff大統領は、ごく最近、不祥事が取りざたされたばかりです。しかし、演説は↓のように、無難な雰囲気のものです。




こちらはMerkel首相のもの。冒頭に、「ヤーパン(Japan)」と日本の震災に触れていることがわかると思います。






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Monday, December 26, 2011

文化としての節電

こちらはすでにクリスマス休暇です。

24日 Heiligabend
25日 Erster Weihnachtsfeiertag
26日 Zweiter Weihnachtsfeiertag

ということで、きょうまでれっきとした祝日。

では、あすは出勤かというと、大学が閉鎖のため、1月までずっと休暇です。

先週金曜、つまり23日ですでに終業でした。毎年、大学の学長から正式なレターが届けられ、「23日18時からは節電も兼ねて大学は閉鎖」と告げられるのです。もちろん生き物や細胞の世話など、どうしてもという理由のある場合は入構が認められますが、あらかじめ申請しておく必要があります。

節電が急に身近になった日本とは違い、こちらではごく当たり前の習慣のようなもの。もちろん、節電を名目に休暇を存分に楽しむということもありますが。

ドイツ人を含め、ヨーロッパ出身者はクリスマス前にことごとく故郷へ帰り、知人や家族と一年で一番の大イベントを過ごすようです。


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Friday, December 23, 2011

Wort des Jahres

ドイツ版「流行語大賞」2011が発表されています。

1位 「Stresstest」 とくにドイツ人が好みそうなことば



5位 「Fukushima」 これは非常に残念



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Wednesday, December 21, 2011

ドイツで受けた意外なコメント・質問

「ドイツの中の日本」というタイトルで最近何度か書きました。今日は、文化や物ではなく、メンタリティの面で刺激を受けたコメントを列挙してみます。どれもドイツ人に言われたことです。

「日本人は寿司を毎日食べてると思ってた」 ― これは定番ですね

「あなたの英語はドイツ人の英語に似ている」 ― 日本で行われた国際学会で居合わせたドイツ人に言われた言葉。どういう意味かは不明。

「アジア人は創造性とオリジナリティがない。中国の海賊版マーケットがその象徴」 ― この発言にはさすがに絶句。ひとまとめにしてしまうなんて!

「4年もドイツに住んだあとに日本に帰ったら、日本人として周りから見られるの?」 ― 「まぁ、あたりまえですけど」とさらっと答えたと記憶していますが、こういう質問が自然に出てくるのか、と印象深かった



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Tuesday, December 20, 2011

とうとう

雪が降りました。土曜から毎日少しは降っている感じです。いまの気温はマイナス2℃、となっています。もともと寒さは苦手ですが、アルプスに近いところで5年目の暮らし、少しは寒さに慣れました。

Saturday, December 10, 2011

まだクリスマス前なのに

 街には、こんな広告がちらほら。いわゆるカーニバル(Fasnacht)のイベントです。




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Wednesday, December 7, 2011

国際生物学賞

 月曜まで一週間日本に行っておりました。国際生物学賞という特別な賞にともなうシンポジウムでの講演の機会をいただいたためです。今回の受賞者であるEric Davidson博士については、いろいろなサイトで紹介されているとおりです。

Eric Davidson博士の研究内容、そして今回のシンポジウムの内容を踏まえ、私の研究、というか私が今回発表した内容がどういう位置づけになるのか。

遺伝子セット自体は変わらないけど遺伝子の制御が変わることで発生プログラムが変化し、おもに動物のボディプランの多様性につながった、とする考えが主流で、Davidson博士の研究もそこから展開したわけです。

全ゲノムシーケンスが行われる以前は遺伝子セットの変化を正確に記述するという、実は基本的な部分については目をつぶって話を進めるしかなかった、したがって、制御が注目されたのはある意味、当然。

全ゲノム(実際には「完全」なものが得られるわけではないが)の情報が得られるようになった現在、これまでの考えではカバーできなかった遺伝子セットの変化をまず正確に記述することが重要です。そして、情報学によるリストづくりに固執することなく、表現型のちがいと結びつけることのできる生物学者の目に触れるところで成果を発表していくことを心がけています。

自分のルーツや今の立場を思い出させてくれる、そしてこれからを照らしてくれる予感のするいくつもの出会いがありました。この貴重な機会をつくってくださった方々に感謝しています。

さいごに、帰りの機内からの写真を一枚。




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Thursday, November 24, 2011

ドイツの中の日本3

再び、ドイツのテレビで流れる日本関連のCMを。

(音声の楽しめる環境でどうぞ)



 これを見たときには驚愕しました。語学教材のCMで、日本語以外の教材も売られているのに、わざわざ日本を取り上げたのです。他の言語を学習しているバージョンのCMは見たことがありません。

シャワーあがりのパートナー(?)に、「なにしてるの?」と聞かれ、「日本語を勉強しているんだよ」と。

え?いままで内緒だったのか、とつっこみをいれたくなりそうなシーンです。

印象的だったのは、下で紹介したビールのCMは、まさに今年3月11日の地震を機にまったく見ることができなくなる一方、「抹茶大好き」のCMは 頻繁に見られるようになったことです。ドイツ在住の方、お気づきになっていたでしょうか。


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ドイツの中の日本2

きょう取り上げるのはドイツで流れる、日本に関係したテレビCM。

(音声の楽しめる環境でどうぞ)



ドイツ語でなんとか会話しようとなどせずに、平気で日本語で注文する日本人。もちろん理解できないウェイトレス。

横から関係の無いはずのドイツ人が、「日本人は優しいから、自分の分もあわせてビール3本注文したいんだって」と自分の都合のいいように勝手に注文してしまう。

でも、日本人はなんのことかわからぬまま満足そうに乾杯。


少なからず、こんな風にみられている、ということなのだと思います。