Friday, August 12, 2011

そして、これが大学の夏

事務とのやり取りが必要で、担当者にメールを書きました。すると、自動返信のメールが戻ってきました。

「8月4日から26日まで休暇でいません。代理の方はXXXさんです。みなさんも楽しい夏を!」

先方からの要求で生じた用件だったので、しばらく凍結するのはこちらは構わないのです。しかし、3週間です。開き直って、代理の担当者を立てて、自動返信でしっかりお伝えしてくれるところが、まさに典型的なパターン。

ちなみに、有給休暇についての興味深い記事を他サイトに見つけましたのでリンクしておきます。

昨日書いた記事のつづきのような、ゆっくりとした夏の風景、大学の中にもあります。日本ではこの時期、大学の事務ってどうなっているのでしたっけ?


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Thursday, August 11, 2011

ひかえめな夏

昨日まででいくつかの仕事の区切りがついていたので、きょうは意図的に息抜きモードで過ごしました。おかげで、普段手の届きにくいところのケアができました。

大学の自分のオフィスからの眺め 中央にボーデン湖、そして対岸が見えるのはよいが、手前には工事現場 うるさい工事はまだまだ続きそう

 さらに、早めに職場から引き揚げ、わざとバスを途中の停留所で降りて、歩いて街へ。快晴でも、最高気温は25℃どまり。日陰に入ると肌寒いくらい。このシーズン、平日でも、休暇で訪れた人たちで通りはごった返しています。 スポーティにサイクリングを楽しむ人も少なくありません。

大聖堂のあるAltstadtを対岸にのぞむ  右側の橋をくぐって、湖のくびれた部分(Seerheinと呼ばれる)へ流れ、やがてライン川へ続く

 この土曜にクライマックスを迎え、湖上花火大会で盛り上がる予定のイベント(Seenachtfest)のために通行止めになっている小道があり、そのせいで鉄道の踏み切りに約15分も足止めを食らう。街で一番にぎわう広場を歩いているときに、ふと映画館で上映中のタイトルに目をやると、「Naokos Lächeln」と書いてある。日本語っぽいなと気になって、あとで調べてみると、どうやら村上春樹の「ノルウェーの森」がドイツではこんなタイトルになってしまったということらしい(このタイトルについてはその違和感について取り上げている別のブログを勝手に参照; そして 映画のドイツ語予告ムービーはこちら)。


さらに街をさまよい、いつもの本屋で気になった本を買おうとするが、レジに店員がいない。どうやら、店の奥で別の客を応対(といっても、たぶんただの立ち話)していた模様。5分ほど待ってようやく購入。

単に時間の流れるスピードが違う、と表現するのは適切とは思わないのです。そして、辛抱が多分に必要、などと考えてしまっては楽しめない。たぶん、「待たされていると思わない」メンタリティをもっている人にやさしい土地だということなのでしょう。そして、放り込まれると少なからず適応してしまうものです。


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Tuesday, August 9, 2011

あなたの大事な生物、○○語で呼ぶと?

生物学者として、海外で、しかも非英語圏で研究・教育に携わるうえで、もっとも困ったことのひとつがこれです。日本語で覚えている生物名、すんなり英語で出てこないことが多いのです。もちろん準備が足りないといわれればそれまでですが。

授業をしているとき、そして現地の人と寿司など、魚料理を食べているときなどです。英語圏でないために、相手も英語での呼称がわからず、会話に出てくる生物、ピンと来ないことがしばしば。

私が学部4回生のころから何かと縁のある生き物、ヤツメウナギ

英語で lamprey
イタリア語で lamprede
フランス語で lamproie
そして、ドイツ語では Neunaugen。これはNeun(「9」)+Augen(「眼」)で、「9つの眼」という意味です。

'Der Name Neunauge geht auf eine falsche historische Beschreibung zurück, wonach der Beobachter neben dem eigentlichen Auge auch die Nasenöffnung und die sieben seitlichen Kiemenspalten als Augen ansah (also neun "Augen" auf jeder der beiden Körperseiten).' (上のWikipediaページより)

つまり 、鼻孔+眼+七つの鰓穴 というわけです。これに対し、日本語の「八つ目(ヤツメ)ウナギ」というのは、眼+七つの鰓穴 ですね。ちなみに、スウェーデン語でもドイツ語と同じく「九つ目」ウナギと呼ばれているとか。


Sunday, August 7, 2011

ドイツ・海洋生物関連 イベント情報

特別展 OCEAN !海はモンスターでいっぱい

ドイツビール祭り

国立マイセン磁器美術館所蔵「マイセン磁器の300年」展

冊子「ドイツと日本で働く」

ドイツ在住の方、研究者以外の方も読んでくださっているようなので、ドイツ生活一般の情報も添えたいと思います。

このリンク先は、'Arbeiten in Deutschland und Japan' と題された、おもに日本で仕事するドイツ人のためのドイツ語で書かれた冊子です。先日、私が勤務する大学の事務の人と年金の話題になり、この冊子を参照する機会がありました。生活情報のなかでも法律関係のことは、言語もひとつの障壁ではありますが、そもそもどこを調べてよいのかわからないことがあります。自分のためのメモも兼ねて、どなたかの何かの助けにと思い、この冊子のことを書いておこうと思いました。

この冊子は、東京のドイツ大使館のページに置いてあるのですね。留学する際、日本にある大使館や総領事館を訪ねてみるのも、情報収集に有効かもしれません。免許の書き換えのための翻訳などのサービス(有料)も行っていると思います。私も、渡独が決まってからすぐに大阪梅田にあるドイツ総領事館を訪ねました。