Thursday, August 11, 2011

ひかえめな夏

昨日まででいくつかの仕事の区切りがついていたので、きょうは意図的に息抜きモードで過ごしました。おかげで、普段手の届きにくいところのケアができました。

大学の自分のオフィスからの眺め 中央にボーデン湖、そして対岸が見えるのはよいが、手前には工事現場 うるさい工事はまだまだ続きそう

 さらに、早めに職場から引き揚げ、わざとバスを途中の停留所で降りて、歩いて街へ。快晴でも、最高気温は25℃どまり。日陰に入ると肌寒いくらい。このシーズン、平日でも、休暇で訪れた人たちで通りはごった返しています。 スポーティにサイクリングを楽しむ人も少なくありません。

大聖堂のあるAltstadtを対岸にのぞむ  右側の橋をくぐって、湖のくびれた部分(Seerheinと呼ばれる)へ流れ、やがてライン川へ続く

 この土曜にクライマックスを迎え、湖上花火大会で盛り上がる予定のイベント(Seenachtfest)のために通行止めになっている小道があり、そのせいで鉄道の踏み切りに約15分も足止めを食らう。街で一番にぎわう広場を歩いているときに、ふと映画館で上映中のタイトルに目をやると、「Naokos Lächeln」と書いてある。日本語っぽいなと気になって、あとで調べてみると、どうやら村上春樹の「ノルウェーの森」がドイツではこんなタイトルになってしまったということらしい(このタイトルについてはその違和感について取り上げている別のブログを勝手に参照; そして 映画のドイツ語予告ムービーはこちら)。


さらに街をさまよい、いつもの本屋で気になった本を買おうとするが、レジに店員がいない。どうやら、店の奥で別の客を応対(といっても、たぶんただの立ち話)していた模様。5分ほど待ってようやく購入。

単に時間の流れるスピードが違う、と表現するのは適切とは思わないのです。そして、辛抱が多分に必要、などと考えてしまっては楽しめない。たぶん、「待たされていると思わない」メンタリティをもっている人にやさしい土地だということなのでしょう。そして、放り込まれると少なからず適応してしまうものです。


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