Wednesday, June 29, 2011

Plagiarism 剽窃

タイトルにあることば、サイエンスの世界ではときどき話題にのぼりますね。いろいろなレベルのものがあります。

最近、ドイツでは防衛大臣がこれで職を失いました。ご存知でしょうか?博士号(Ph.D.)を欲した大臣が博士論文の多くの部分を盗用し、これがバレて失職したのです。これでもまだピンと来ない方は、こちらをどうぞ。(ちなみに、この記事を載せている「ニュースダイジェスト」は、ドイツで生活する孤立しがちな日本人を支えてくれている頼りになる情報誌です。イギリス・フランス版もあります。)

ここで、大臣にもなった政治家が博士号をステータスとして欲するということがひとつの驚きかもしれません。日本とドイツでの社会での博士号の扱いの違いが如実に現れたケースといえると思います。ちなみに、ドイツのサッカー協会(Deutschen Fussballbund, DFB)の会長Theo Zwanziger、博士号持ちです。「ものをいう」ドイツにおける博士号の話は、また後日。

さて、本題に戻ってPlagiarism。先日、フランスでのあるクローズドなシンポジウムでの食事の席でのこと。他の先生同士で何を話しているかというと、まさにPlagiarism。「どんなソフト使ってる?」とか、「こないだは60%盗作の学生のレポートを発見したわ」とか、「うちは、anti-plagiarism softwareを使うのに、学生の署名がいるんだ」などなど。

ご興味ある方、おすすめanti-plagiarism softwareはこれです(フリー)。日本語対応はしていないと思います。
このソフトのページにちゃんと書いてありますね。- 'To avoid plagiarism, you should always reference correctly according to your institution's guidelines ....'

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