Thursday, June 9, 2011

異国の幼稚園

大学で朝早くから講義をしなければいけないとき以外は、たいてい私が5歳の息子を地元の幼稚園に連れて行きます。自宅から歩いて3分くらいのところにある、公立の幼稚園です。

幼稚園といいながら、10歳くらいまでの小学生も午後だけ受け入れています。というのも、ドイツでは大抵、小学校は午前の授業だけで終わりだからです。宿題などするために午後だけ幼稚園に来るのです。

幼稚園内の壁に、小学生それぞれが自身の名前、年齢、好きなことなどを紹介した紙が張ってありました。その中には、「好きな旅行先の国 (mein Lieblingsreiseland)」という項目が!

こんな項目、日本の小学生低学年のプロフィールにはありえないと思います。

どれどれ?と見てみると、イタリア、フランスなどヨーロッパの国々だけでなく、キューバなど遠方の国も。ドイツ以外の国の血の入った子も多いので、その故郷の国を挙げている子も。ちなみに、キューバ出身の子はいないはずです。

周りの国が近いということ、そして、休暇のスケールも違うということ、いろんな要素があります。些細なことですが、「違い」を感じる瞬間でした。

1 comment:

  1. とても興味深いお話をありがとうございます。
    育つ環境、とくに幼小児の体験の質や幅は、将来考えるようになる事・やる事やその幅に、とくに大きな影響をもってるような気がしています。 (遺伝研・佐藤行人)

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