Tuesday, October 25, 2011

冬学期の憂鬱

明日は、この冬学期に入ってはじめて講義を行う日です。科目は2回生向けの「進化生物学(Evolutionsbiologie)」です。

生物学の学科の授業ですが、心理学など、他の学科の学生も単位目当てで聴きにくることがあるので困り者なのです。というのも、彼らは分子生物学の知識がほとんどないからです。

講義は英語で行います。というか、ドイツ語のものは私はもともと担当していません。 それがいまの職に就くときの条件でしたから。

それにしても、キリスト教の影響の強いこんなところで育った学生に、「神の創造などではなく、進化こそが事実です」なんてことを教えるのは、いつもぎこちないものです。そういえば、私自身は、「進化」を信じない考えにちょっと触れたのが15歳のとき、そして、それをはっきり認識したのは、19歳のときでした。そのときのイベントと自分の抱いた感情はいまもはっきり覚えています。

とはいっても、おそらくアメリカで言われているような状況はこちらにはなく、サイエンスの一部として進化を認めることは、ここでは当たり前のようです。

5年目に入り、この辺の仕事もさすがに慣れました。しかし、明日はすごく困ったことがひとつ。

市のバス会社が、またストライキを決行するのだとか。ストは10月に入って3日目となります。

一部のバスは走るらしいですが、さすがに授業に遅れるわけに行かないので、確実な方法で通勤しないといけません。


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