Sunday, October 2, 2011

Authorship オーサーシップ - どこまで含めるか

以前何度かここに書いたとおり、研究者の日常のストレスのほとんどは論文執筆・出版に絡むものだといってよいでしょう。 では、論文の著者として、誰をどういう順序で含めるべきなのか、どうやって決められているのでしょう。

研究者でないとわかりにくいであろうこのトピック、もしかしたら、ノーベル賞受賞についてのエピソードなどでしか聞いたことのない人もいらっしゃるかもしれません。

とくに理系、そして分子生物学系の研究者でこの点について敏感な方はご存知と思いますが、 いくつかの雑誌が、以前より具体的にガイドラインとして明記するようになってきています。

たとえば、雑誌Genome BiologyPLoS Geneticsの場合:

'Acquisition of funding, collection of data, or general supervision of the research group, alone, does not justify authorship.'

などという一節があります。ここでは、そうです、一番問題となりやすい(と私が思っている)箇所について述べた部分だけ抜粋しています。あとは、各大学・研究機関の独自のガイドラインなどあれば、それを盾にして、著者の顔ぶれ、そして順序を健全に決めるべきでしょう。私の勤務する大学やこちらの周辺の大学では大抵、探せば、そのような規定は存在します。とはいえ、一筋縄ではいかない場合が多々あるのが現実と思います。

そういえば、ノーベル賞の医学生理学賞受賞者の発表はいよいよ明日ですね。

先日の綺麗な夕焼けの写真を最後におまけ(我が家のバルコニーより)



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